アミノ酸コラーゲンの効用

コラーゲンによる効果

コラーゲンの効果として期待されるものを挙げます。

 

【美容効果】→コラーゲンは皮膚に最も多く存在していますが、紫外線、電離放射線、オゾンなどによって発生する活性酸素により質、量ともに変化し、加齢によっても繊維芽細胞による合成が低下してしまうため、分解される量が合成される量を上回り、その結果、シミやシワなどを伴う皮膚の老化が起ります。

 

皮膚の老化は、角質層の劣化とともに真皮の細胞外基質であるコラーゲンやエラスチン量の低下とコラーゲン繊維束の分解によって起こり、コラーゲンは皮膚に塗布することによって外部からの刺激を緩和し、水分を保つことは可能です。コラーゲンを食物から摂取することによって、コラーゲンの原料となるアミノ酸やペプチドを補給することはできますが、実際に皮膚の状態を改善する効果については、まだ十分に証明されていません。

 

【関節疾患】→加齢、肥満、性別、遺伝的素因、関節の繰り返し使用、外傷などのさまざまな要因によって関節疾患は起こりますが、ドイツで行われた臨床試験では、52名の変形性関節症の患者に1日あたり10gのコラーゲンペプチドを二重盲験法によって2ヶ月間投与し、対照群と比較したところ、患者の半数に改善効果が認めらています。

 

さらに、既に行なわれている多くの臨床試験では、コラーゲンの摂取による副作用は特に認められていないようです。